2009年6月20日土曜日

DTP Booster 003 (Osaka/090619) に行ってきた



またもアップルストア心斎橋で開かれたセミナー「DTP Booster 003 (Osaka/090619)」へ。

先日の「CSS Nite in Osaka」はWeb業界向けのセミナーに対し、今回は主に出版物のレイアウトを担うDTP (Desktop Publishing) 業界を対象にしたもの。もともとフォント、タイポグラフィからDTPに興味が沸いた身であるし、両イベントのホストが同じということもあって参加してみました。

Web上のメディアが発達して以来、斜陽産業になりつつあるDTPだけども、ソフトメーカーだけでなくユーザーの立場から今一度盛り上げていこうというオープニングに続き、最初のセッションである宮地氏の「DTP作業を楽にするTips」へ。

レイアウトに使うAdobe Illustrator、InDesignの両ソフトで作業を進める上で、サクサク作業をこなせる裏ワザのようなTipsを紹介してくださる。Illustratorでのオブジェクトの扱い方1つで簡単に応用を利かせられ、InDesignとスクリプトの合わせワザでサクッと転用できるのを見せられると、内心「オォ~ッ」と感激しきり!特にInDesignでのスクリプトは、カタログ編集に大いに役立つなぁと感心でした。

続く鷹野氏のセッション「InDesign導入における素朴な疑問へのヒント」では、DTP黎明期からの牽引役を担ったQuark社のソフト・QuarkXPressから、最近になりシェアを広げてきたAdobe InDesignへの移行といったケースも視野に入れ、InDesignの操作や機能を基礎的なレベルから細かいTipsに渡りサクッと紹介。今一度復習できるいい機会でありながらも、細かな点もさりげなくご教授いただけたのは良い勉強になりました。

最後に参加者プレゼントの1つだった『Quark XPress 8 公認ガイドブック』を頂きました。数点あるうちの最後1点というカタチでしたが、「InDesignに移行って耳にするけど、新しいQuarkはどうなの?」と気になってたところへ運良く頂けました。InDesignしか触ったことないけど、勉強にさせてもらいたいところ。余り物には何とやら... とは言えてますね(笑)

今回参加してみて、やはりまだまだ勉強不足と痛感。ソフト1つ取っても人によって使い方は様々と思うけど、そうしたTipsなどをうかがうとなかなか奥深くも感じられる。そんなことを気付かされるひと時でした。

通っていたスクールのビデオ教材で初めて鷹野氏を知って以来、セミナーイベントの存在も知って参加するまでに至ったワケですが... やはり一線で活躍されている方々のセミナーを受けると良い刺激になるし、気付かされることもある。そんな機会を作ってくださった皆様にはただただ感謝です!


余談ながら、ちょうどこの日にMacユーザー向けのポッドキャスト「Apple Clip」に鷹野氏がゲストの回が配信されたのには驚きました。今回のセミナーではDTPにスポットを絞ったものの、Web媒体が発達したとはいえWebとDTPは隔てるのではなく、両者の特性を生かしたクロスメディアとして模索していくのが賢明といった内容も。メディアが多様化・複雑化する中で、淘汰より各々の長所・特性をうまく生かすことが大事であり、将来的に長らく生かせる秘訣なのかも知れません。

 

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