2009年4月2日木曜日

ロンドン旅行記<9> - 最終日、グッバイ・ロンドン

ロンドンの観光を終え、この日は帰国する日。
いつものようにすがすがしい朝を迎え、荷物をまとめて朝食を済ませ、10時にチェックアウト。泊めてくれてありがとね!



地下鉄でヒースロー空港に向かう。14時半の便だったが、出国審査を済ませ免税店でおみやげを買いたかったので急ぐ。どうにか必要な手続きを済ませ、免税店で物色するが、時間も種類もあまりなく多くは買えず。国際線の出入りするターミナルのはずなので、もっと広い売り場を想像してたけども…思ったほど広い印象はなかった。

昼食も軽く済ませ、搭乗の時間が迫ってきたのでまたも長い長い通路を歩いてゲートへ。手続きを済ませ、少々トラブルがあったらしく少し遅れて搭乗。帰りの便も行きと同じく、ドーハ経由のカタール航空。どうにか無事に出発、ありがとうロンドン! 今度は遠出も含めて行くよ! しかし感慨に浸れるのも束の間、そうやすやすと帰してくれないのか、個人的な苦難の幕開けとなった。



機内では自由に映画やTV番組を見れたので、適当に探して見つけた "Doctor Who" と、日本でも最近公開したばかりの「地球が静止した日」を見る。せめて英語の字幕があればなぁと思うが、さすがは中東の国の航空会社。字幕も見事にアラビア語で出してくれるので読めるはずもなく。ストーリーがイマイチ分かってないまま6時間のフライトを経て、ドーハに着いたのが現地時間で深夜0時前。

ここで出発前に頭にあった懸念事項が1つ。行き帰りともにこのドーハ国際空港で乗り換えるが、その乗り換え時間が帰りの分は極端に短いのだ。行きの場合は90分あったので余裕をもてたが、帰りはほんの30分しかない! 到着便からバスでターミナルまで行き、手荷物検査を済ませ乗り換え便のゲートまで行き、またバスに乗って乗り換え便に搭乗する必要がある。余裕があったとはいえ行きのペースでは間に合うわけもなく、無茶な組み合わせを選んでくれたなと恨みつつ、旅行会社が出すぐらいなら何とかなるかと見て見ぬフリをしていた。

到着便からバスに乗ってターミナルへ。乗り換えの方へ進む時に、数メートル前を歩く人がショルダーバッグに乗せていたジャケットを落とすも、気付かずスタスタと歩いていく。こっちは慌ててるのに~と焦りながらも、目の前に落としていったので放っておくわけにもいかず、ジャケットを拾い上げ、検査待ちの列で止まったところで持ち主に返す。人だかりがすごく、どうするよと思ったところへ「オーサカ行きの人~」と係員が呼んでいる。人を掻き分け、開けたスペースで係員に大阪行きと伝え、早い列に通してもらう。慌てて検査を終え、どうにか乗り継ぎ便までのバスに乗り込む。バスに乗った乗客はたった3人だったが、クロアチアからの乗り継ぎで同じく時間がない人と 'It's crazy!' と少しばかり話をした。

出発時間ギリギリで乗り換え便に搭乗。座席にたどり着けたところでホッと一安心、一路関空へ向けて出発する。しかし安心しきって疲れが出たせいか、今度は吐き気とも腹痛とも言えないような、変な気分に襲われる。窓側に座っていたので、通路側の隣の人に申し訳ないと思いつつ、何度かトイレへ。だがどうにもおさまらず、CAの人に事情を話すと酔い止め薬を持ってきてくれた。薬を飲んで休んでいると落ちついてきたが、機内食には手をつける気になれずパス。関空に着くまでには大分良くなり、16時前に日本に上陸。税関での検査も済ませ、なんとか帰り着いたのでした。


出発前は初めての海外というのもあって、大変な準備を済ましながらすごく楽しみに待ち望んでいた一方で、犯罪などのトラブルに見舞われないか、また英語がちゃんと通じるかという不安もあった。旅行中は実際に大きなトラブルはなく、大体計画通りに見て回ることができ、無事に日本に帰り着くことができた! 振り返ってみると結構な冒険をしたもんだなと思うし、こういうことができたのも少しは度胸がついた証のようにも思う(自分で言うのもなんですが)。もちろん応援してくれたり、また心配してくれた周りの人には本当に感謝、そして申し訳なく思っています。こうして無事に帰ってきて、旅行記を綴りながら旅の思い出に浸れるのも皆さんのおかげです!

今回はほんの短い旅行だったけど、得られることはいろいろあった。困った時の積極性も試されるし、ある程度のカンも試される。一人寂しく感じることもあったけど、旅先の人とはあまりコミュニケーションを図れずまだまだ積極性が足りないなと痛感。しかし行きたい所に自由に行って感激したりできるのは、ツアー旅行にはない一人旅の醍醐味とも思えるし、貧乏旅行だけにガードも固くなるのも逆にありがたい。プラス面もマイナス面もあれ、旅行で得られたものを、いかに日常生活の中で生かしていくかが大事。難しいですが、自分なりのやり方でやっていければと思います。

ここまで全9編、かなり長くなりましたが、最後までお読みいただき本当にありがとうございました! 長文、乱文で恐縮ですが、少しでも今のイギリスの雰囲気を感じ取っていただけると幸いです。またどこか出かけた時には「旅行」シリーズでお届けすると思いますので乞うご期待!


-ロンドン旅行記・おしまい-

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