2009年3月23日月曜日

ロンドン旅行記<3> - 初日、おっかなびっくり

無事にロンドンの地を踏み、ホステルのチェックインも済ませたところで早速街の中心部に繰り出す。

到着した3月15日は、セント・パトリックス・デイ(アイルランド発祥のキリスト教にまつわる記念日)の記念パレード&イベントがロンドンでやってるらしいので、それを見に行ってみた。

宿泊先のハマー・スミスから地下鉄ピカデリー線に乗り、パレードの出発点に近いハイドパーク・コーナーへ。しかし丁度ヒースローに着いた頃にパレードが始まり、すでに15時ごろになっていたので、パレードは終わった後らしく残念ながら見れずじまい。



駅から地上に出ると、ロータリーを走る黒タクシーやダブルデッカー(2階建て赤バス)や、向こう側に見える緑緑した公園など、都会にしては気持ちの良さそうな風景が目に入る。

早速写真でも撮ろうかとしたところ、携帯を持った人が話しかけてきた。どうやらバッテリー切れで友人に電話をかけられず、自分のSIMを使うからちょいと携帯を貸してくれないかと言ってくる。人の携帯を盗む気満々じゃないのかと警戒心高ぶるが、今回の旅では準備に時間がなく、料金もかかるし短い旅なら必要ないだろうと海外で使える携帯は持ってきていなかったので、そんな心配もなく。「携帯持ってきてないよ」と言ったらあっさり立ち去って行きました。

しかし街に繰り出して早々、外国人を狙ってくる輩の洗礼に遭った(と思う)わけで…その後もひったくりとかに遭わないか、内心ビクビクしながら遊歩道や公園ののんびりした雰囲気を楽しむ。



地理をよく分からないまま歩き進めると、思いがけず訪れる予定だったバッキンガム宮殿に行き当たる。女王の住まいだけに立派な建物で、外側には頑丈な柵がめぐらされていた。見に行く予定の衛兵交代式はこの中の敷地でするのか、といい下見になりました。



さらに東に進むと、公園の向こう側にビッグ・ベンが顔を覗かせる。そっちの方に公園を突っ切ると、チャーチル博物館と首相官邸にたどり着く。テムズ川からほど近く、ビルの合間からビッグ・ベンの姿がよく見えると、テムズ川は近いなとテンションが上がる!

建物から開けたところまで来たところで、イベントの催されているトラファルガー・スクエアの方へ。近くまで来ると緑一色のシャツや飾りの付いた帽子を身につけた人が目についてくる。会場は人混みがすごく賑やかだったけど、広場の中に入って行くには無理があったので、近くのナショナル・ギャラリーに逃げ込むように入る。

外の喧噪から一転して芸術鑑賞のための静かな空間へ。雰囲気の差に若干戸惑いつつ、英語のマップをもらいあちこち鑑賞。とはいえクタクタだったのか、のんびり歩き回って鑑賞できるほど頭が回転せず…勿体ないながらも閉館時間が近かったので17時ごろに後にする。

しかしまだ夕方。宿泊先に戻るにはまだ早いと感じ、不意にハリー・ポッターのロケ地、キングス・クロス駅に行こうと思い立つ。ホグワーツ魔術学校に出向く汽車に乗る「9と3/4番線」が浮かんだのでフラッと行ってみた。改札をくぐる必要があるのかと気になったがそんな心配もなく、すんなりとプラットフォームへ。歩き進むと8番線の奥にありました! すでに日本人らしき女の子たちが写真を撮ってて、やはり人気なんやなぁと改めて実感。



無事に写真に収めたところで、夕食をどうしようかと考え始める。近くの店でいいやと思ったところに、駅構内のサンドイッチ屋を発見。フランスパンを使ったBLTの細長いサンドイッチを水と一緒に。腹が膨れたところで地下鉄に乗り、ホステルに舞い戻る。

入国とプチ観光とでクタクタだったので、帰り着くとすぐに横になり爆睡。翌日はベタな観光スポット巡りと決めていたので、それに備えて休みました。
初めて一人で海外に飛び出した。ここはロンドンよな!と軽く達成感に浸りつつ。


-つづく-

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